認定制度の目的
BAWの認定制度の目的は、動物のケアギバー(動物の飼養者・管理者)が、動物のケアとトレーニングに関する正しい知識を持っていないことにより、情報や指導内容を適切に選択できず、誤った方法やアドバイスを取り入れ、動物の行動・動物の福祉・動物との関係を悪化させてしまう問題を解決することです。
動物のケアギバー(飼い主・飼養者・管理者)のベネフィット
BAWの認定制度は、動物のケア・ギバーが、動物により安全でより親切な、科学を高い倫理基準に基づいて応用する現代的な動物のトレーニング・行動支援のサービス・情報を得られるかどうかを判断する指標のひとつとなります。
動物に関わるプロフェッショナルのベネフィット
また、動物の行動支援サービスを提供する側のプロフェッショナルにとっては、認定取得を目指すプロセスは、自分自身の知識や判断基準を客観的に評価・アップデートする機会になります。認定取得は、現代的な科学と高い倫理基準に基づく行動支援が行えることの証明になります。動物のトレーニング・行動支援における自分の選択を明確に示せるBAWの認定は、他のプロフェッショナルとのスムーズなコミュニケーションと連携にも役立ちます。
BAW ACADEMYでは、認定制度によって、動物の行動支援のための適切な知識を持つ人とそれを必要とする人とのマッチングの機会を拡大し、より多くの動物たちのより安全でよりよい暮らしを実現したいと考えています。
BAW-ECT-KA
BAW ACADEMY エラーレス・クリッカー・トレーナー・ ナレッジ・アセスメント
認定者が持つ知識:
動物たちを学習者として尊重し、彼らの行動を科学的・客観的に理解し、彼らが成功し続けられるトレーニング環境を整えることによって、望ましい行動を増やし、維持する。そのために必要な、科学的知識と実践的知識、高い倫理基準の知識を持ちます。
認定条件:
BAW ACADEMYの所定のコースを修了し、倫理評価試験の満点合格すること。その後に受験するBAW-ECT-KA認定試験では、合格点以上*を獲得するだけではなく、不正解となった回答の内容も評価され、BAWedu株式会社の倫理基準を満たす判断と行動をするために不可欠な知識を持ち、宣誓に反する行動をしていないことが求められます。
*2023年度の合格基準は80点でしたが、合格者はすべて90点以上を獲得しています。
認定者のミッション:
BAWedu株式会社の倫理基準に則った行動のマネジメントを提供・実施します。
動物が置かれている環境に注目し、どんなことが動物の成功を妨げているのかを考え、動物が置かれている環境を改善します。その環境の中には、自分自身やその動物のケアギバーの知識、視点、行動、スキルが含まれます。
行動に介入される側の苦痛を科学的に理解しているので、先行事象のアレンジ(工夫)と惜しみない正の強化の機会の提供によって、消去の随伴であるエラーを最小限にする環境を整え、その動物ができることとその動物が置かれた環境に合わせた、動物にわかりやすく、動物がやりたくなるトレーニングを提供します。
動物のケアキバーが、自分がケアする動物を手伝う方法を理解し、それを実践するために必要な知識やスキルを習得できるように支援します。
よりよい方法を提供し続けるために、学び続け、自分自身を改善し続けます。
BAW-ECT-KA認定者(認定期間:2023年8月1日〜2025年7月31日):
※BAW-ECT-KA認定試験受験申込み日順
氏名 | 所在地 | 動物取扱業区分 | 専門分野/得意分野 | 連絡先 |
関 糸子 | 東京都 | 訓練、保管 | - | - |
能口 恵梨子 | 大阪府 | 本人での登録なし | 犬のトリミング(グルーミング) | - |
髙橋 誠之 | 兵庫県 | 本人での登録なし | - | - |
※上記認定者がBAWedu株式会社の倫理基準に反するまたは反する可能性がある行為(情報提供、発言または行動)をしていることを直接確認または経験された場合は、こちらのフォームからその詳細をご連絡ください。
BAW-MET-Amb.
BAW ACADEMY モダン&エシカル・アニマル・トレーニング・アンバサダー
認定条件:
BAW ACADEMYの所定のコースを修了し、倫理評価試験に満点合格することによって認定申請が可能。
認定者のミッション:
行動科学の基礎知識、現代的な動物福祉の視点および建設的アプローチに基づいて動物たちの行動について考え、先行事象のアレンジと正の強化を利用する、動物たちにわかりやすく、安全で親切な行動支援を選択できます。
自らの実践することで、現代的な動物トレーニングの目的とすばらしさを他者に知ってもらい、また、動物のケアギバー(飼い主・飼養者・管理者)を、適切な知識と新しく高い倫理基準を持つ動物のトレーナーや適切な情報源へとナビゲートすることによって、動物たちの生活向上と人と動物とのよりよい関係づくりに貢献します。
BAW-MET-Amb.認定者の認定期間終了に伴い、認定者情報の公開は終了しました。
認定試験受験資格者
認定試験受験前に、次のいずれかのコースを修了していること
- エラーレス・クリッカー・トレーナー・コース(2023年〜)
- ベーシック・コース(2017年〜2022年)
- SDOA(Smart Dog Owner Academy)(2014年〜2016年)
2023年度認定試験実績
受験フロー:
下図のフローで認定試験が実施されました。
※お申込み、宣誓、倫理評価試験、BAW-ECT-KA試験はすべてオンラインで実施
※受験に関する詳細情報は、全受験資格者にメールで随時一斉連絡。「不正行為を行わないことの宣誓」を行うフォームへのリンクも送られました。
※倫理評価試験受験までは無料で実施。
人数:
- 受験資格者数:263
- 不正*を行わないことの宣誓者数:26
- 倫理評価試験受験者数(合格者数):24(8)
- BAW-MET-Amb.認定申請者数:3
- BAW-ECT-KA試験受験者数(合格点獲得者数):5(5)
- BAW-ECT-KA認定者数:3
不正行為および禁止行為
以下の内容を理解し、以下の行為を行わないことをフォームにて宣誓した場合のみ、倫理評価試験の受験が可能となる
以下の行為を試験受験時の不正行為とし、このような行為があった場合、その理由に関わらず、その行為に関わったすべての人物が取得した合格および認定は取り消され、将来にわたりBAWedu株式会社およびBAW ACADEMYが提供するすべての認定試験の受験資格を失う。行為の内容によっては、BAWedu株式会社およびBAW ACADEMYが主催または提供する一切のサービスの利用の禁止、警察への届出や損害賠償の請求等を行う。
- 受験資格を持たないにも関わらず受験すること
- 虚偽の情報で、受験または認定の手続きを行うこと
- 試験中に他の人と連絡を取り合った場合もしくは他の人からの助言を受けること
- 試験中に何らかの情報を参照しながら回答すること
- 他の人に代わって受験すること
- 試験内容の一部またはすべてを記録すること
- 試験内容の一部またはすべてを受験者自身以外の人が知ることができる状態にすること
以下の行為を禁止行為とし、このような行為があった場合、その理由に関わらず、その行為に関わったすべての人物が取得した合格および認定は取り消され、将来にわたりBAWedu株式会社およびBAW ACADEMYが提供するすべての認定試験の受験資格を失う。行為の内容によっては、BAWedu株式会社およびBAW ACADEMYが主催または提供する一切のサービスの利用の禁止、警察への届出や損害賠償の請求も行う。
- BAW ACADEMYおよびBAWedu株式会社に社会的・経済的損失与える行為
- 認定試験受験資格者または認定者のみに提供している情報および閲覧できる情報の公開・転用・流布
- 認定試験運営もしくは認定者管理を直接的・間接的に妨げる行為
- 認定試験運営もしくは認定者管理のコスト・負担を増加させる行為
- 他の認定者と共有するリソースを独占する行為
- 提供を約束していない情報・リソース・サービス・対応を要求する行為
- 個別対応もしくは特別対応を要求する行為
- 動物を含む他者に対する威圧的または暴力的行為、誹謗中傷、侮辱
- BAWedu株式会社の倫理基準に記載されている内容に反する行為
不正行為および禁止行為への厳正な対処のためBAWedu株式会社は以下の権利を有します。
- 不正行為または禁止行為が行われた疑われる場合に受験者に対して調査を行う
- 合格もしくは認定に値する倫理および行動と現代的な動物のトレーニングに関する知識を持っていないことが疑われる場合には、再評価のため質問への回答や試験の再受験を求める
倫理評価試験内容
BAWedu株式会社倫理基準および基準に基づく判断に必要な知識と視点。
全問正解でBAW-ECT-KA試験受験が可能となる。1回目の挑戦で全問正解でなかった場合、同一試験期間にもう一度だけ挑戦することが可能。
BAW-ECT-KA試験出題範囲
- BAWedu株式会社倫理基準
- 動物の行動的健康と精神的健康
- 行動と行動変化の科学(1)
- 行動と行動変化の科学(2)
- エラーレス・クリッカー・トレーナー・コース
重要なお知らせ
- BAW ACADEMY認定試験の中止とECTコースの提供方法変更についてのお知らせ(2024年7月6日)